ジュエリーワンポイントレッスン46ライノセラスで紫陽花の指輪

ライノセラス

アジサイの指輪

5月にご近所の花を探してみましたが、まさに百花繚乱、色とりどりの花が咲き乱れていました。梅雨となった今は花の数は少し減った気がします。そんな中ひときわ目立つ花があります。ボール状で紫、青、ピンク、白の花といえば、おなじみアジサイですね。原産地は日本です。日本のガクアジサイが欧米で改良されて、逆輸入されたものです。もちろん日本でも改良品種が作り出されています。

さて

3DCADライノセラスアジサイのイメージでリングを作ってみました。実物を作ることを想定してデータ制作をしてみました。レンダリングソフトBrazil

アジサイのイメージというと、1イメージ色は紫、青、ピンク24枚花弁の真ん中に丸い花芯

3小さな花が集まってボール状といったところ。

1イメージ色は紫、青、ピンク

宝石を使いました。紫となればアメシストでしょうか。ブルーやピンクはアクアマリン、ブルートパーズ、ピンクサファイアクンツァイトといったところでしょう。あと葉の緑が加わると花の色がグッと引き立ちます。トルマリン、グリーンガーネットなどが考えられます。

24枚花弁の真ん中に丸い花芯

石枠を配置して中央を共有爪にしました。カットはオーバルミックスカットにしています。ペアシェープカットでは花弁の寄りがよくありません。残念ですが花単体では、アジサイ感0ですね。

3小さな花が集まってボール状

これを表現するのが重要です。実際の花は、花弁が薄く折り重なるように集まりボール状になっています。このイメージを出すのが難しいのです。宝石は厚みがあり、もちろん曲がりません。4枚花弁をユニットに球状に並べても隙間が空きます。多少間隔をあけて重ねたとしてもそれでは石留めができません。

さてさてどうしましょうか

今回はビジュアル用、厚みをごまかすこともできますが

解決策はレーザー加工です。

内側の宝石は先に留め、外側に石枠をレーザー加工で溶接します。そのあと外側の宝石を留めます。データを二つに分ければ解決です。造形出力して実物を作ることができます。

たとえビジュアル用とて、ここまで実物制作を想定しておけばおのずと画像はリアルになります。

3Dデータは後の加工を踏まえて制作しましょう。CADオペレーターには制作知識も必要ですよ。

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アテナ宝石デザイン研究所